日々の泡粒

バックナンバー

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

2007年8月25日(土) 本の話

しばらく放置気味でした。
作品制作が一段落ついたのとか、次の作品のプランを練るのとか、まぁいろいろあるわけですが。
いろいろと物事を考えていく上で、本を読むことは欠かせません。
それも、いろいろなジャンルの、いろいろな視点が必要です。
自分一人では考えつかないような世界を、そうした著作がかいま見せてくれます。
そうした意味で、本を読むことは自分にとって、とても重要な意味をもちます。
自分の中にある世界を押し広げ、それをより多くの角度から、見つめ直すことができます。
というわけで、最近読んだ本の話を少し。

中沢新一関係
『ミクロコスモス』
『精霊の王』
『カイエ・ソバージュ』
苦手な人は苦手かもしれません。が、こういう“神話的思考”はとても重要なものと考えます。

『生物と無生物の間』福岡伸一著
やや叙情的に過ぎる点をのぞけば、良い著作です。“動的平衡”の考え方は生物学に限らず、多くの事象にメタファーとして適用できそうです。

『負の数学』アルベルト・A・マルティネス著
四則演算規則は論理的破綻がおきない程度に“恣意的”に作られたものであり、それとは異なる演算規則も実は作り出すことが可能である、という主張。負の数同士の乗算の結果はなぜ正の数になるのか?という疑問から出発する。数の概念を考え直すのに良いきっかけになるものと思います。複素平面における“回転作用素”とての虚数iというのに刺激を受けました。

『隠れたがる自然』シモン・マリン著
量子論における不確定性原理と観測問題について、徹底的に追求した著作。観測問題は確かに、当たり前と思っている実在という考え方に強い揺さぶりをかける。これはたぶん、ハイデガーの存在論にもどこか通ずるものがあると思います。

『ユークリッドの窓』レナード・ムロディナウ著
ユークリッド幾何学から非ユークリッド幾何学へ。相対論を論ずる上で“歪んだ空間”の考え方は非常に重要。リーマン幾何学なしに相対論は生まれなかった。幾何学とは空間そのものの学であり、いかに世界をとらえるか、ということを考え抜く上では欠かせません。

ひとまず並んでいる本の中からぱっと目についたところだけ。

2007年8月28日(火) イベント告知

もの作りビッグギャラリー
場所:東京ビッグサイト西4ホール
日時:9月9日(日)、10日(月)AM10:00~PM5:00

ラフズジャパン 円プロジェクトの“ポストカードコンテスト”最終審査が上記イベントで行われるそうです。およそ1000の応募から50が最終審査に残り、ここでの販売実績も考慮して最優秀賞が決まります。最優秀作品は商品化され、店頭販売されます。
当方も最終審査まで進み、展示販売されるみたいです。個展の準備とか搬入とかがあるのでたぶん現場にはいられないと思いますが、お時間ある方はどうぞ、足を運んでみてください。こっそりまとめ買いしていただけるともっと嬉しいです。

よろしくどぞー。

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

sasuke@rb3.so-net.ne.jp
Akiary v.0.51