1.

封を開けると、見慣れたあなたの文字が並んでいたのでした。

今にも消え入りそうで、恥じらうように身を寄せ合う小さな文字に、ぼくは遠く隔たった距離と時間を感じます。
ぼくとあなたは正反対の土地へ向かい、一度だけぽつんとやりとりした絵葉書以外は、手紙らしい手紙も書きませんでした。

良い知らせならいいのだけれど。
ぼくは愛おしく、あなたの文字に目を通しました。

・・・

あまりにも無知だったのはぼくの方だったのでしょうか?
今となってはどちらでも良いことなのですけれど、あの手紙の最後の一文が、ぼくの記憶に焼き付いて離れません。


『世界ハ本当ニ終ワッテシマウノ?』
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