これまでに自分が
失くしてきたもの
それがあまりにも大きく
もはや
取り返しのつかないことだと
知りながら
それでもぼくは
思い出にすがろうとしている
けれど
ある日きみは教えてくれた
いま沈みゆく太陽は
自らを燃やし尽くし
過去を浄化することで
新しい朝を
再び与えてくれるのだと
きみが望むのならば
美しいきみの面影さえも
ぼくは燃やし尽くそう
それでも
この手に残った
一握りの灰だけは
誰にも譲らない
決して涙を涸らさぬために
"切なく美しい記憶"